透析食レストランの探し方＆注目のレストラン3選！

透析食は腎臓の機能が低下した方にとって、腎臓に負担を極力かけずに健康を維持するための塩分やたんぱく質などを制限した食事です。外食時にも透析食を食べることのできる透析食に対応しているレストランを見つける方法と注目の3つのレストランをご紹介します。

腎臓が機能不全に陥ると、尿として水分や毒素を排出できなくなるため、体内に毒素や余分な水分がたまります。透析食は、腎臓にかかる負担を軽減し、健康を維持するために栄養素や水分を調整した食事療法のひとつです。

必要なエネルギー量を確保しながら、たんぱく質や塩分、カリウム、リン、水分などは制限して、栄養をバランスよく摂ることが大切です。

・日本透析医学会　慢性透析患者の食事療法基準

食事療法は継続することが大切ですが、外食は濃い味付けが多く、栄養成分を調整することができません。店によっても味付けや調理方法が異なります。塩分やカロリーがメニューに掲載されている店もありますが、たんぱく質や塩分の調整に対応しているレストランや旅館が紹介されているサイトもあります。

全国のホテルのレストランや旅館、ベーカリーまで掲載されています。塩分、たんぱく質の調整のほか、糖分やエネルギーの調整なども対応可能な店もあるので、あらかじめ、お店に問い合わせをしておけば、安心して外食も楽しむことができるでしょう。

・ヘルシーネットワークナビ　宿泊・レストラン情報

透析食に対応しているレストランを3店紹介します。

千葉県の医療法人社団嬉泉会大島記念嬉泉病院内にあるレストランです。治療食とヘルシー食の2種類を提供しています。管理栄養士が日替わりでメニューを考案しています。治療食はカロリー・塩分・カリウム・リンが制限されたメニューで、患者だけでなく家族やお見舞いの人も一緒に食事を楽しめます。

信州蓼科高原にあるフレンチレストランで、腎臓病の方にも同じ空間で不安を感じることなく楽しい時間を過ごして欲しいという思いで始められたのがたんぱく質を抑えた低たんぱくフレンチコースです。予約の際に、電話やメールで、提供している栄養成分の数値で問題ないか、服薬している薬、アレルギー、主治医からの注意事項などを詳しくヒアリングしています。予約・相談が必要ですので事前にお問い合わせ必須です。

東京都目黒区にあるオーガニックレストランです。塩分、カロリー、タンパク質制限、カリウム制限などの制限食に対応したコース料理があります。制限食だけでなく、アレルギーやヴィーガン、グルテンフリーなどにも幅広く対応しています。オーダーメイドコースでは、栄養士でもあるシェフが相談に応じてオリジナルのコースを作ってくれます。

透析患者だけでなく、透析患者の家族も、たまには気分を変えて外食を楽しみたいと思ったことはあるのではないでしょうか。ここで紹介したお店は患者も家族も食事を楽しめるレストランです。病院併設のレストランのほかにも、一般のレストランがたんぱく質や塩分などの栄養成分の制限に対応している場合もあります。気になるお店がありましたら、訪れる前に、必ず事前にお電話などで相談しましょう。